日本語翻訳とコピーライト(第2稿)

みなさんのコメントをありがとうございます。書き直した第二稿です。サジェスションがあったら、教えてくださいね!



コピーライトを勉強しよう

日本語四年生まで勉強してきたみなさんは、何のために勉強しているのだろうか。私の場合は、翻訳者になることを目指しているから日本文学部に入った。日本のメディアは世界的に盛んだ。千何百年前に書かれた「古事記」から今週の「ボルト」の話まで、日本語のテキストは翻訳されている。みなさんが研究しているとき、または教授になって本を出版するとき、日本語のテキストを翻訳する必要があるはずだ。それから、翻訳をしたら、著作権のことを調べざるを得ない。著作権は、複雑だが、実はそんなに難しいことではない。誰でも順序通りに行ったらできるはずだ。今コロンビア出版でライツ係として働いているから、その経験を生かして著作権者の観点からも翻訳したい学生の観点からも役立つように、日本語から英語に翻訳し、アメリカで出版する過程について話したい。法律的なアドバイスはできないが、みんなに役に立ったらうれしい。
それから、コピーライトはなぜ大事かと聞きたい。「出版社」と「著作権」は伝統的なメディア営業手法だ。ベルヌ条約という著作権保護に関するは紙しかなかった1886年に成立された。ネットで本を買ったり、本を読んだりしている私たちには、何の関係が残っているか。著作権法案の目的は、筆者がいい作品を作り続けられるように筆者の権利を守るための法案のつもりだった。でも、いまは時々視聴者をメディアを楽しむことにとめるうるさい存在もなってしまう。筆者も、視聴者も、翻訳を出版したい会社も守れる著作権法案はどんな法案だろうか。一緒に考えよう。

コピーライトチェックリスト

翻訳したいテキストが見つかったら、勝手に翻訳できない。次のステップは誰が翻訳権を持っているのかを確かめることだ。筆者? 遺産としてもらった筆者の家族? 出版社? 代理店?もし出版社と契約を結んでいたら、許可を求めることは出版社にまかせられる可能性もある。その方はやっぱり楽だ。
自分で調べるなら、このチェックリストから始めたら、すぐ著作権の事情が分かるようになるはずだ。
1.作品は日本で出版されたか。(出版されていない場合には、法案は違う。)
2.初めて出版されたのは、いつか。
3.どの会社が出版したのか。まだ営業中か。
4.英語の翻訳、もう出版されているか。(その出版社は英語の独占権を持っているかもしれない。または、著作権者の連絡先を教えてもらう。)
5.筆者は、まだ生きているか。
6.亡くなっているなら、何年に亡くなったのか。
7.その筆者の代理の会社(代理店)を使っているか。

この質問を一つ一つ答えても著作権者が明らかに分からない場合もある。そうなったら、自分の出版社・学校に相談したほうがいい。

谷崎の年~日本の有名な筆者とパブリックドメイン

最近、谷崎潤一郎の本は四冊も英語に翻訳された。2016年に、ミシガン大学出版から短編集の一冊。2017年に New Directions からの「台所太平記」(The Maids)と「白昼鬼語」(Devils in Daylight。2018年にうちのコロンビア出版の「黒白」(In Black and White)。偶然ではなかった。ほかの出版社の事情ははっきり分からないけど、うちの場合は、許可を求めたら谷崎家族から「パブリックドメインに入っているから翻訳権契約はいらない」と言ってくれたのだ。谷崎潤一郎は、1965年に亡くなった。日本では、ベルヌ条約という国籍著作権法案によって、筆者の死から50年たったら、その筆者の作品はパブリックドメインになることだ。パブリックドメインというのは、許可をもらわないで、翻訳を含み、誰でも使用できることだ。つまり、アドバンスも著作権使用料も払わなくてもいいということになった。翻訳の出版の収益率はすごく狭いから、翻訳権を買う必要がないというのは、本当に助かる。翻訳をもっと出版できると、出版者も読者も喜ぶだろう。
ほかにどんな筆者や作品がパブリックドメインにはいっているか?夏目漱石(1867-1916)。上田秋成(1734-1809)。江戸時代の読み本。源氏物語とか枕草子みたいな文語クラシックのオリジナルはもちろんパブリックドメインだが、近代日本語に翻訳されたらその近代日本語版はまだ著作権で守られている可能性もある。
次にどんな作家がパブリックドメインにはいるのか? 2020年には三島由紀夫 (1925-1970)。2022年は川端康成 (1899-1972)。楽しみにしている。パブリックドメインは、便利な法案だ。でも、著作権法案は「黒白」ではなくて、グレーな複雑ところだらけだ。日本の出版者・アメリカの出版社・筆者の代表と相談した上で進んだほうがいい。

STOP!海賊版~違法翻訳とディジタルメディア

最近、誰でも翻訳を出版できるようになった。インターネットとフォトショップなどのアプリさえあったら、だれでも漫画を翻訳して世界中でシェアできる。それはいわゆる「海賊版」だ。翻訳権を求めない。翻訳者もボランティアだから無料。紙とかデザインの料もなし。そのオンライングループは出版社の直面している妨げを避けられるから、さっさと何冊も英語で読めるようになった。ネットで非公認の翻訳を読むことは、視聴者にすれば、図書館・購読プログラム・電子書籍よりも便利だ。ググったらポンとパソコンに現れる。
しかし、出版社には難しい問題だ。多くのファンコミュニティーがいたら、作品に注がれて大人気になれる一方で、せっかく準備したコンテントがネットで無料でダウンロードできたら、同じものを売ることは難しくなる。もちろん非公認版は違法だが、出版社は法律的に裁判沙汰として解決するゆとりがない。海賊版の質は無料だからどうでもいいという姿勢も普通だから、公認の翻訳が正しいという論理はあまり役に立たない。2018年8月、集英社・講談社などの数社は「STOP!海賊版」という運動を行った。目的は「海賊版」は出版社と筆者に対してどんな弊害があるかと指摘することだ。経済的な傷害はデータで裏付けられていて、漫画家にもどんな悪い影響(あくえいきょう)が及ぶか説明している。「漫画産業を守るために著作権を守ってください」というファンたちへのアピールだ。
漫画は、安物ではない。アメリカでは単行本は一冊10ドルぐらいだ。「ワンピース」の90冊を読んでしまうことは900ドルになる。「ワンピース」を読んでいる子供・若者たちには無理だろう。ビズメディアとクランチロールはインタネットの購読サービスを成立しようとしている。1ヶ月10ドルぐらい払って、リミットのない購読サービスは無料の海賊版より高いけど出版社や漫画家の生活を守るために払う値にするか。購読者は結構いるが、一番大きい問題は独占権の問題だといわれている。漫画はひとつのサービスにしか出ない傾向だ。購読者はひとつのサービスで、全部の興味のあるシーリズは読めないという結果になる。面倒くさいから海賊版に戻ろうかと思っている人は少なくないだろう。この独占権の問題も著作権法案に関係ある。130年前のベルヌ条約は今日のディジタル商域に合うかどうか疑問に思っているけれども、すぐに改められるとはぜんぜん言えない。海賊版でディスラプトして解決するわけもない。一歩一歩筆者の権利を守りながら進める方法を考えるべきだ。

Comments

  1. 漫画はそんなに値段が高いものなのかと思わなかったです!ブログの前半部分は読みやすいですが、違法翻訳を紹介する部分について、違法するのは一体許可をもらわないまま出版することか、あるいは出版するかどうかとは関係なく、勝手に原作を翻訳することさえ違法なのか、そして、営利を目的とせず「違法翻訳」と営利を目指す「違法翻訳」は、法律上の(賠償)責任は同じかどうか、もっと詳しく教えてくれれば嬉しいです!

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    1. はい、アメリカでは日本より読者が少ないせいか、すごく高いんです。

      違法翻訳について、「翻訳」より、「配給」は法律的にもっと厳しく規制されるようです。映画の「海賊版」の場合と同じように、ダウンロードだけで違法ですけども映画スタジオがに何かされる可能性が低くて、長期間シェーアしたらやられる可能性は高まります。

      営利を目指している漫画の海賊サイトは法律的の責任はたしかに高いです。でも「違法翻訳者」が営利を目指していなくても(例えば:学者)、出版社はいつも営利を目指していますよ。「非営利出版社」も、いつも生きながらえることを考えるべきです。

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  2. 色々なことを教えてくれてありがとうございました。インタネットのせいか海賊版がよく広がっているので、たしかに筆者の権利を守るのはとても大事ですね。でも、筆者がおっしゃった通りに、海賊版は無料なので、筆者が思うにどうしたらいいでしょうか。法案を厳しくなる方法か、法律的な努力以がいにの方法が必要ですか。もう少しそのトピックについて書いてくれませんか。発表を楽しみにしています。

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    1. はい、そうするつもりです!解決できる質問かどうかわかりませんけど。簡単に言えば推薦はこれです。

      1.今のコピーライト法案は百年以上古いだから、でんしメディアを考えた上で更新すべきだ。
      2.でも、法律的の訴えをするのは高いから、出版社はいつも法律に頼れないです。出版社は海賊の方法(インタネットの配給・購読)を取り込むべきだと思います。

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  3. 大変興味深かったです。とても勉強になりました。この問題について他の人たちはどう言っていますか。コピーライトに関する法律専門家の意見、過去の記事・文献などがあれば紹介してもらえたら嬉しいです。

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    1. そうですね、日本では、出版社以外の意見を紹介したらおもしろくなるはずですね!

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